ストレートネックに効果のある治療方法
ストレートネックになると(生理的湾曲が無い状態)首の後ろの筋肉が固まってしまうので,まずは後ろの筋肉,頭板状筋や僧帽筋などを緩めると楽になります。しっかりと緩めてから瞬間的に牽引をして頚椎椎間板が固定して固まっている物を緩める事によって,頚椎椎間板自体が持っているクッションを取り戻す事が出来ます。
しかし生理的湾曲が無い状態ですと,またすぐに頚椎椎間板に負担が集中してしまう為,やはり日頃の生活で前かがみにならない様に注意していただくか,定期的に頭を後ろへ倒して少しでも首の後ろの筋肉を緩める事をおすすめします。
そして治療する側としましては,首が真っ直ぐになってしまっている状態なので,ストレートに配列されている頚椎を伸ばす行為をしますが...この時に通常の湾曲のある頚椎の方より,首の周囲の筋肉や神経を傷つけてしまう可能性が高くなりますので細心の注意や集中力が必要になります。
手に返ってくるもので瞬間的に牽引をやめて筋肉や神経を傷つけない様にしますが,基本的に瞬間的に牽引する技術は事故を起こしやすい高度な技術の為ほとんどの整体院では行っていないのが現状です。
ストレートネックが改善された例
ながい時間,猫背やうつ向いた姿勢をしてストレートネック(真っ直ぐ)になってしまったので基本的にはその逆を行なう事によって改善し,正しい姿勢を意識して長時間うつ向かないと言う事で改善されて行きます。
例えば,赤ちゃんが産まれて頭が座って来ると言うのは立つ準備をしていると言う事で頚椎の湾曲が出来た=首が座ったと言う状態になります。逆を返せば,首が真っ直ぐになると首から背中まで丸まっていると言う状態なので産まれる前の状態に近づいていると言う事になります。そうなると当然二足歩行の生活をする上で色々支障が出て来ると言う事なので,いかに姿勢が大事かと言うのがお分かりになれたかと思います。
なので根本的な改善は姿勢の改善と言う事になります。